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たまひび |
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魂の響き、旋律の鼓動。 昔から、世界中の歌が歌いたいと思っていた。 |
気がつけば世界中の様々な時代に生まれた歌を、ふたりで奏でている。60’sの名曲、1600年の鬱々としたダウランド、2020年コロナ禍に生まれた日本語のオリジナル曲、時空を超えテオルボとバロックギターで語る17世紀イタリアの死生観、それらを1枚の作品に収めるなんて想像すらしたことがなかった。突拍子もない思いつきに予想外の答えを出すたまひびの禅問答、それを穏やかに支えるエンジニアの阿部氏、だからこそ出来たアルバムだ。 収録したそれぞれの曲を調べると、民俗音楽学者やコレクター、後の世代の作曲家らが古い時代や民族を尊重しながら作曲・編曲・再編纂しているのが伺える。古き良き曲が今の時代にも伝わり聴くことができるのは、昔の曲を新しく生まれ変わらせたり、敢えて古典回帰させる彼らの想像力の賜物だ。 民謡や伝承はそこに留まるものばかりではない。ある場所で曲が生まれ、曲が人と出会い、人がそれを別の場所や時代へ運ぶ。曲に宿る魂、曲を運ぶ人の魂、曲を変える人の魂、歌い継ぐ人の魂、録り収める人の魂が宿り、積もっていく。積もった魂は聞く人の心に軽やかに響き、変わらない旋律は鼓動となって次の時代や場所に渡されていく。 人との出会いも音楽も、人生の中の一瞬の出来事。 このCDを聞く人の心が熱くなる瞬間を生み出せたのなら、これに勝る喜びはない。
「たまゆらのねのひびきにみをゆだね たましいひびくひびをねがわん」
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「たまひび」プロフィール 2018年より「魂の響き 旋律の鼓動」と題したコンサートシリーズのタイトルに由来。ヨーロッパの中世からルネサンス、バロック時代の音楽、また古くから伝わる世界各国の民謡から新曲まで、現代人の心を揺り動かすような旋律を追求している。 高橋美千子 歌 Michiko Takahashi soprano アンサンブル・プラネタでの活動後、フランスバロックの名歌手アニェス・メロンに才能を見出され単身渡仏、間もなく演奏活動を始める。古楽から現代音楽、民族音楽のほか、オペラ歌手、パフォーマーとしてヴェネツィア・ビエンナーレや各地の音楽祭に招かれ、日本人でありながら欧州の数々の新作舞台に出演。バロック宗教曲の録音も多い。歌を通して世界中を旅している。 佐藤亜紀子 リュート・テオルボ Akiko Sato lute, theorbo 東京芸術大学音楽学部楽理科卒。ドイツとスイスでリュート学ぶ。古楽を中心としたソロ活動及び、歌手や器楽奏者とのアンサンブル、バロックオペラ等多数出演、ソロアルバム「ララバイ~イギリス・ルネサンス期のリュート音楽」リリース。アイゼナハ音楽院リュートクラス講師。アトリエ楽古主宰。 |
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